山口県の東部、柳井市の古市(ふるいち)・金屋(かなや)地区には、200年以上の歴史を刻む美しい白壁の街並みが残されています。漆喰の白い壁と格子窓の家が並ぶ石畳の道を歩けば、江戸時代(1603~1868)にタイムスリップしたような気分。
柳井の民芸品である『金魚ちょうちん』をモチーフにした夏の一大イベント。
毎年8月13日に柳井駅通りから白壁の町並み一帯で開催。「柳井三大祭り」のひとつと言われています。
金魚ちょうちんの由来は幕末のころ今から約150年前昔、柳井の商人が子供のために金魚をかたどり伝統織物「柳井縞」の染料を用いて創始したと言われています。
夏祭りを迎えると、子どもたちは浴衣を着てこのちょうちんに火を灯し、宵の町へと出かけていたそうです。土地の人々に親しまれ、受け継がれ、戦後独自の技法を加えて、今日の美しい金魚ちょうちんが完成しました。
真っ赤な体にぎょろっとした大きな目。割り竹で組んだ骨組みに和紙を貼り、赤と黒の染料で色付けして作られ、今では柳井の夏の風物詩として親しまれ、柳井市の中心部に、江戸時代の商家の家並みが約200m続いています。毎年8月13日には「金魚ちょうちん祭り」が行われ、会場内には約4000個の金魚ちょうちんが装飾され、金魚ちょうちんから洩れるほのかな灯りが幻想的な雰囲気を醸し出します。
市街地や白壁の町並みを会場として「金魚ちょうちん踊り」や「金魚ねぶたの練り歩き」などさまざまなイベントが開催され、多くの人で賑わいます。
今年の開催期間:2022年08月13日
開催時間:15時30分~20時00分
開催場所:白壁の町並みから麗都路通り一帯
アクセス:JR柳井駅から徒歩1分
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